公開日 2024年9月26日
大分県内の農林業に関する労働災害が多発しており、特に林業では昨年の約2倍の発生となっています。
これから林業では伐採作業、農業では収穫作業の最盛期を迎えます。労働災害が発生しないよう以下の点に留意して作業しましょう
災害が発生する背景
安全確保の対策や手順等の基本的な安全動作の「省略」が労働災害の発生する温床となっています。この「省略」には次のようなことがあります。
【近道行為】
「面倒だから」「早く作業を終わりたいから」などの理由で、本来は行うべき手順、ルールを省く。
【危険軽視】
「このくらいなら大丈夫」などの理由で、本来は講ずべき安全対策を取らない。保護帽や保護具を使用しないなどもあてはまる。
【危険認識の欠如】
危険を理解できていない。危険への対処方法や取るべき安全対策を知らない。
【忘却】
安全な対策や安全な作業手順を忘れる。作業に集中するあまり、危険な状態となったことに気付かない。
・・・などです
「省略」を防ぐためには・・・
省略の背景となる近道行為、危険軽視等の行為を予防するため、積極的に安全衛生活動を展開し、作業者の安全意識を向上させることが重要です。
◆危険を正しく認識させる
◆危険に対する感受性を高める
危険予知活動、ヒヤリ・ハット、リスクアセスメント、指差呼称による安全確認、見える化 など
◆安全に作業を行うための必要な知識を習得させ、実践させる。
安全衛生教育、訓練、安全ミーティング、安全十訓、安全5原則、建設現場2項目重点運動 など
◆安全重視の職場風土を醸成する(安全意識の高揚)
安全朝礼、安全パトロール、安全衛生方針、安全目標の設定 など
詳しくは 日田労働基準監督署 監督・安衛課(0973-22-6191)までお問い合わせください