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令和4年度 九重町の介護保険事業の特徴等について

公開日 2023年1月30日

 九重町における介護保険事業の特徴等について、地域包括ケア「見える化システム」を活用し、全国や大分県内の市町村との比較や分析の結果を公表します。

※地域包括ケア「見える化システム」とは
 都道府県・市町村における介護保険事業(支援)計画等の策定・実行を総合的に支援するための情報システムです。介護保険に関連する情報をはじめ、地域包括ケアシステムの構築に関する様々な情報が本システムに一元化され、かつグラフ等を用いた見やすい形で提供されます。

1.九重町の人口の推移

九重町の人口の推計

棒グラフは九重町の年代別人口、折れ線グラフは高齢化率と生産年齢人口割合を表しています。2015年(平成27年)以前の値は国勢調査を基にした実測値、2020年(令和2年)以降は推測値となっています。
高齢者人口の減少率より、年少人口と生産年齢人口の減少率が大きいため、高齢化率は年々増加し、2045年には48.8%になると推定されています。

2.九重町の要介護(要支援)認定者数、要介護(要支援)認定率の推移

九重町の要介護(要支援)認定者数、認定率の推移

要介護(要支援)認定率の推移は、平成27年以降の毎年3月末を基準として比較しています。
九重町の要介護(要支援)認定率は、平成27年以降減少しており、令和2年度以降はほぼ横ばいで推移しています。背景としては、住民の方の健康意識が高まり、介護サービスを必要とせず自立して生活できる高齢者が増えていることが考えられます。

3.給付費の状況について

(1)第1号被保険者1人あたりの給付月額(要介護度別)

第1号被保険者1人あたり給付月額

第1号被保険者1人あたりの給付月額は、給付費の総額を第1号被保険者数で除した数を意味します。
九重町の第1号被保険者1人あたりの給付月額は25,802円となっており、全国(23,218円)、大分県(23,986円)より高くなっています。要因としては、全国や大分県と比較して、要介護1と要介護4の方の1人あたりの給付月額が多いことがあげられます。

(2)受給率について

ア.施設サービス

受給率(施設サービス)

施設サービスの受給率は、県内で2番目に高くなっています。要介護度別にみると要介護1と要介護2の方の受給率が、県の平均や他の市町村と比較して大幅に高いことがわかります。
※施設サービスは、介護老人福祉施設、地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護、介護老人保健施設、介護療養型医療施設、介護医療院のことをいいます。

イ.受給率(居住系サービス)

受給率(居住系サービス)

九重町の居住系サービスの給付率は0.8%となっており、県内で2番目に低い数値となっています。全国平均(1.3%)、大分県平均(1.1%)と比較しても低くなっています。
これは施設サービスと比較して九重町内に居住系サービスの事業所が少なく、介護サービスとしての選択肢になりにくいことが原因であると考えられます。
※居住系サービスは、特定施設入居者生活介護、認知症対応型共同生活介護、地域密着型特定施設入居者生活介護のことをいいます。

ウ.受給率(在宅サービス)

受給率(在宅サービス)

在宅サービスの給付率は9.1%となっており、県内で5番目に低い数値となっています。これは、居住系サービスと同様に、介護サービス利用の選択肢が少なく施設サービスに偏る傾向があることが原因であると考えれれます。
※在宅サービスは、訪問介護、訪問入浴介護、訪問看護、訪問看護リハビリテーション、居宅療養管理指導、通所介護、通所リハビリテーション、短期入所生活介護、短期入所療養介護(介護老人保健施設)、短期入所療養介護(介護療養型医療施設等)、短期入所療養介護(介護医療院)、福祉用具貸与、福祉用具購入、住宅改修費、介護予防支援、居宅介護支援、定期巡回・随時対応型訪問介護看護・夜間対応型訪問介護、認知症対応型通所介護、小規模多機能型通所介護、小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能型居宅介護、地域密着型通所介護のことをいいます。

 

 

 

 

 

お問い合わせ

健康福祉課
電話:0973-76-3821(健康福祉課)
FAX:0973-76-3840(共通)

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