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リフィル処方箋を活用しましょう

公開日 2023年9月29日

リフィル処方箋とは

 令和4年4月から導入された制度で、症状が安定している患者について、医師の処方により医師及び薬剤師の適切な連携のもと、一定期間内に処方箋を繰り返し利用することができる仕組みです。「リフィル」とは補充や詰め替えという意味です。
 長期間同じ薬をもらっている場合の「薬を処方してもらうためだけの通院」を減らし、通院にかかる負担を軽減できるメリットがあり、更には医療の効率化にもつながります。

リフィル処方箋の仕組み

・対象となるのは、主に慢性疾患などで「医師の診療にて症状が安定しており、長期間処方が可能と判断された患者」の方です。症状などをふまえて投薬に必要な期間を医師が判断します。
・医療機関で処方箋を毎回もらわず、同じ処方箋を薬局に持参すれば最大3回まで繰り返し使用できます。初回は通常の処方箋と同様に、発行日を含めて4日間以内に薬を受け取ります。2回目以降は、次回調剤予定日の前後7日間以内に薬局へ行き薬を受け取ります。

リフィル処方箋のメリット・デメリット

メリット

・通院負担(通院の時間や通院費)が減る。
・医療費の節約につながる。
・通院による感染症にかかるリスクが減る。
・2回目以降の薬を受け取る自由度が上がる。(例:花粉症、便秘症、胃痛など途中で症状がなくなった場合)

デメリット

・診察や検査を受ける機会が減る。
・処方箋を保管しておく必要がある。
・処方箋を紛失した場合は、保険が適用されないため自費での再発行・もしくは再受診が必要となる。

リフィル処方箋の留意点

・投薬量に制限のある医薬品や湿布薬はリフィル処方箋にできません。
・リフィル処方箋の反復利用できる回数は、最大3回までですが、医師の判断により「2回まで」となることもあります。
・安心・安全な服薬治療のためにも、同じ薬局の同じ薬剤師から継続的に薬学的管理指導を受けることが重要です。薬剤師が服薬状況など患者の様子を確認し、リフィル処方箋による調剤が不適切と判断されれば、受診勧奨を行うこともあります。
・リフィル処方箋を受け取っていても、体調変化や気になる症状がある場合には、医師の診察を受けましょう。
・症状が安定していることが大前提なので、複数の病気がある場合などにはリフィル処方箋の発行が難しい場合もあります。まずは医師へご相談ください。

お問い合わせ

住民課
電話:0973-76-3802
FAX:0973-76-3840(共通)

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