公開日 2025年6月23日
ふるさと探検クラブ第1回レポート
ふるさと探検クラブとは・・・?
九重町は、豊かな森林と清らかな水に囲まれた、筑後川水系の源流域に位置するまちです。
ここに降った一粒の雨が、町の森に抱かれ、やがて川となって福岡・佐賀県を通り、有明海へと流れていく…。
そんな“水の旅のはじまり”の地に、私たちは暮らしています。
この自然の仕組みを知り、ふるさとの環境と人々の暮らしのつながりを体感することは
未来を担う子どもたちにとって、かけがえのない学びとなります。
そんな思いから、今年度も「ふるさと探検クラブ2025」が始まりました。
このクラブは、九重ふるさと自然学校と九重町の共催による、小学校4~6年生を対象とした体験型プログラムです。
地域に根ざした自然や文化にふれながら、「ふるさとってすごい!」という実感を持つことを目指しています。
第1回「ふるさとの川で魚釣りに挑戦しよう!」
記念すべき第1回の舞台は、筑後川水系の源流・町田川。
当日は、町内のさまざまな小学校から集まった子どもたちが初めて顔を合わせる場でもあり
オリエンテーションでは、緊張をほぐすためのアイスブレイク(自己紹介やゲームなど)も実施しました。
最初は表情のかたかった子も、すぐに笑顔があふれ、和やかな雰囲気の中で活動がスタートしました。
まずは、「水のゆくえ」についての学びの時間。
筑後川の源流にある九重町に降った雨が、森林にしみこみ、やがて川となって広い地域を潤していくことを学びました。
また、町の森林には雨水をゆっくりとためこみ、少しずつ川へと送り出す「保水」のはたらきがあり
この自然の仕組みが洪水を防ぎ、安定した水の流れを支えていることも紹介されました。
その後、子どもたちは、なたを使って竹を割き、自分だけの竹竿を作成。
午後は、いよいよお楽しみの魚釣り体験!
釣りの達人の指導のもと、川辺で魚釣りに挑戦しました。
静かな川に糸を垂らし、魚がかかったときの歓声や驚きに、自然との一体感を感じる瞬間がたくさんありました。
さらに、釣れた魚はその場で素揚げにして、みんなで試食。
「命をいただく」体験を通して、自然の恵みに感謝する心も育まれました。
子どもたちからは、「竹竿を作るのが楽しかった!」「自分で釣った魚を食べるのははじめて!」など
たくさんの笑顔と感想が寄せられました。
次回(第2回)は、7月24日(木)~25日(金)の1泊2日プログラム。
大分県南部の自然を舞台に、また新しい学びの旅が始まります。どうぞお楽しみに!