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「立場を変えて見える世界」~差別と対話の重要性

公開日 2025年7月28日

なるほど “ザ” 人権講座(第2回)を開催しました。

「対話は差別をなくす一歩となるか?」― 肯定派と否定派の視点から

令和7年7月17日(木)、九重文化センターにて「なるほどザ人権講座」第2回を開催しました。

今回は、「寝た子を起こすな理論について」で、大分県人権・部落差別解消教育研究協議会事務局長の足立哲範氏をお迎えしました。


前半のワークショップでは、参加者を「肯定派」「否定派」に分け、立場を入れ替えて討議を行いました。

「ロールプレイをして、私は否定派でしたが、どちらの考え方も納得でき、学びが深まった。」

「肯定派と否定派に分かれて話すうちに、差別に無関心な人を「起こす」側にも責任としっかりした知識がないとだめなのだと感じた」

など、双方の意見を深めることで「寝た子」とは誰なのか、差別にどう向き合うべきかを多角的に考える時間となりました。

ワークショップ1  ワークショップ2

 


後半の講演では、足立氏が部落差別の歴史や現代の差別事象、SNS時代の情報拡散の影響について具体例を交えながら解説。

「寝た子を起こすな理論」の問題点や、あえて子どもに話すことの意義を分かりやすく伝えていただきました。

参加者からは

 「正しい情報か間違った情報か判断するためには、中途半端な知識ではなく、しっかり学ぶことが大事」

 「色々な情報の中から取捨選択をして、正しいことを判断するためには、歴史的背景を学ぶ必要があるという言葉に感銘を受けた」

といった声が寄せられ、深い学びのある回となりました。

次回、第3回は8月21日(木)に開催予定です。

 

講義1  講義2

お問い合わせ

社会教育課・九重文化センター
電話:0973-76-3888
FAX:0973-76-3877

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