公開日 2025年9月2日
なるほど “ザ” 人権講座(第3回)を開催しました。
~6年生が社会科・道徳科で学ぶ部落問題~
令和7年8月21日(木)、九重文化センターにて「なるほどザ人権講座」第3回を開催しました。
今回は、「部落差別の歴史を知る」ということをテーマに、「学校ではこんなふうに学んでいます」という演題で
部落差別解消推進指導員 小西尚史氏をお迎えして講座を行いました。
前半の講演では、6年生の社会科や道徳科の授業を通じて、部落問題について学ぶ機会が設けられていること
学習では、まず日本の歴史の中で部落差別がどのように生まれ、どのように続いてきたのかを丁寧にひもといていること
差別に立ち向かった人々の生き方や努力を知り、歴史の事実として理解することを大切に進めている学校の取組が紹介されました。
また、単に過去を学ぶだけでなく、子どもたち一人ひとりが「もし自分が差別に直面したらどう考えるか」
「差別を見聞きしたときにどう向き合うか」と、自分自身の問題として考え、他者の立場や気持ちに思いをよせ
子どもたちが人権を尊重する心を育む教育を推進していることが報告されました。
(受講者感想)
・先生方も子どもたちへの教え方に悩んでいるという話で、自分なんかが教えられるのかと不安に思うこともあった。
そして、今回、歴史的背景とともに部落差別について学べたので、少しだけ自分の言葉で伝えられる自信がついた。
・差別にも長い歴史があることに驚いた。自身が習った日本の歴史の裏に、差別につながる歴史があること、
今の小学生(6年生)の学習内容は変化していることを感じた。
・部落問題について、小学校6年生がこんなふうに学んでいるということがよくわかった。
歴史の中で、こんなにも「人が人を差別してきた」ということを学んだ。
なぜ、差別をしてきたかについて、人の優位に立ちたいという汚い気持ちの表れもあるということを改めて知った。
後半のワークショップでは、前半の講演を聞き、その感想を共有するとともに、子どもたちとの向き合い方
家庭内での教育の在り方について、参加者がグループワークで意見交換を行いました。
(受講者感想)
・子どもとどう向き合うか、それぞれの受講者の意見を聞くことができてよかった。
“差別的な思い”もなかったことにしないという意見についてハットとした。
なぜそう感じたかについて考えることが大切だと感じた。
・親として子どもがどんな勉強をしているのかを知れてよかった。また、歴史背景などもあらためて知れたことがよかった。
次回、第4回は、9月18日(木)に開催予定です。