公開日 2025年9月19日
なるほど “ザ” 人権講座(第4回)を開催しました。
~今も残る部落差別~
令和7年9月18日(木)、九重文化センターにて「なるほどザ人権講座」第4回を開催しました。
今回は、「部落差別の現実を知る」ということをテーマに、前半は「九重町人権意識調査の結果」について事務局から報告しました。
①実質的差別(表面上)は減少しつつも、心理的差別(内心にあるもの)は依然と比較し現象していないことを確認しました。
②人権意識の向上に向け、自然解消論を減らし、人権教育・啓発を行い、一人ひとりの意識改革を地道に行う必要があることを確認しました。
「九重町人権意識調査の結果」については九重町隣保館もしくは九重文化センターに置いてますので、気になる方はお尋ねください。
後半は「今も残る部落差別」という演題で
部落解放同盟大分県連合会九重支部 支部長 松山マツ子氏をお迎えして講座を行いました。
講演では、自身の経験談をもとに今も残る部落差別の現実や、部落問題との向き合い方など多くのことが語られました。
(受講者感想)
・寝た子を起こすな、ではなく現実に起きたことを代々伝えていき、学習していくことが大事だと思った。
・九重町で実際にあった差別のことを伝えてもらい、身近な差別を知ることで自分事として考えることができた。
・差別を知らないことで何も言えずにいたところから、たくさん学び一人ずつからでも理解してもらおうという姿勢に共感しました。
・「差別はいつになっても無くならない」からこそ学んで理解する必要があるんだと改めて感じました。
ワークショップでは、講演を聞き、その感想を共有するとともに、
親戚から結婚差別的な発言があったら?という議題を当事者と第3者の目線でそれぞれ考え「自分ならどう対応するか」を話し合いました。
またあなたが家庭・地域でできることはどんなことがある?という問いに対して、各々自分の立場で様々な意見を交換しました。
(受講者感想)
・学びの継続と、差別された人もしてしまった人もケアしてあげる必要があり、共に学んでいくことが大事だと感じます。
・自分は気にしない=関係ない とならないように学習して伝えていきたいと思った。
・結婚差別に関わらず、そのような場面に遭遇した時に正しい意見を言えるようになりたい。
次回はいよいよ最終講座となります。第5回講座は、10月16日(木)に開催予定です。